入試
情報
FEATURE
学びの特徴

青雲寮 〜保護者の声

保護者の声
(平成24年度 25期生寮生保護者より)

西大和学園・青雲寮で愚息がお世話になってもう6年目になります。
ようやく親子離れての生活が解消される可能性があるのにもかかわらず、本人は関西の大学に現役合格して寮生の学習指導がしたい、と言い出す始末。親としても、おかしな話ですが今年度でこの生活が最後となると思うとなにやら寂しい気持ちになってしまいます。

愚息は、レベルには達してはいませんが、なんとか遥か彼方にある志望校に近づこうとあがいているようで、ようやく自分で選んだ未来に向かって歩き始めることができたようです。大学受験の結果はどうであれ、私どもは西大和学園並びに青雲寮で寮母ご夫妻や先生方、寮生の皆さんや寮生の父兄の皆さんと共にかけがえのない時間を共有できて幸せでした。

私どもが西大和学園を知ることとなったきっかけは中学受験の塾主催の学校説明会でした。
他の関東の学校にはない先生方のプレゼンテーション能力と熱意、また素晴らしいカリキュラムと実績に惹かれ、進学希望先の学校のひとつとして受験することを決めました。

私どもが進学先に西大和学園を選んだ理由はいくつもあるのですが、ひとつ目は、関東でご縁を頂いた学校と西大和学園を比べた時、西大和学園の難関国公立大学への進学比率の高さと現役合格率という実績です。また、学校説明会の折に先生方がおっしゃっていらっしゃった『塾通い不要』に好感を持ったことも挙げられます。

難関国公立大学を目指す場合、全教科とも一定レベル以上であるなど総合的な力が必要になります。受験生としては大変だと思うのですが、これだけの実績を挙げるには全教科とも頑張ることのできる志の高い層が厚く、また、塾に通う方が非常に少ないということは、学校内で切磋琢磨する環境が整っている、と考えました。

こちらの学校を選んだふたつ目の理由は、青雲寮での寮生活です。
親として、学校で子どもの将来の夢を実現するだけの学力を養ってもらいたい、という思いと同じくらい、精神的な自立と共同生活の中での規律・規範やコミュニケーション能力を身につけて欲しいと思っていました。
最近、コミュニケーション能力やストレス耐久性の弱い若者が多いと聞きます。
愚息は中学受験させてもらえるような恵まれた環境で育った半面、中学受験を志すがゆえに取れなかった友達との大切な時間もありました。
寮生活・相部屋・プライバシーなどない環境。調子のいい時も悪い時も、仲の良い時も悪い時も、試験の時も遊ぶ時も、友人たちとコミュニケーションをとらざるを得ない環境にいることや、集団生活の中での規律・規範により自由が制限されることで学べることも多いと考えました。

入学当初、愚息は幼いがゆえに寮のシステムや食事などについて不満もあったようですが、成長するに伴い不満など耳にすることがなくなりました。これも、学校や寮のスタッフの皆さんと父兄の皆さんが子供たちのために改善を繰り返してくださったおかげです。

もし、関東の学校を選択していたなら、あたり前のように、子どもに毎日片道1時間以上に及ぶ長距離通学をさせ、毎回の子供の学校のテストに一喜一憂し、試験結果が悪い時やしかるべき時期にはまた塾通いさせるなど、親離れ・子離れ・塾離れが容易にできたとは思えません。また、愚息にとって学校の友人と休日に集まって遊ぶことなどは居住地から容易ではなかったでしょうし、友人とのコミュニケーションですらパソコンや携帯電話等が中心だったのでは、と思います。さらに、塾通いなどした場合には部活動なども制限せざるを得ない状況だったのでは、と思うとゾッとします。

愚息にとって、入学当初から今まで、勉強にしろ生活にしろ、日々、小さな冒険・チャレンジの連続だったと思います。この小さな冒険やチャレンジのひとつひとつが今後の愚息の人生において得難い大切な宝物になってくれると思っています。

親代わりとして子供を温かく包みこんでくださった寮母ご夫妻、また、同じく親代わりとして反抗期の寮生に対して高い壁となってくださったチューター等の先生方。何とお礼を申し上げてよいのか、感謝の言葉もありません。

この学校・この寮に入ることができてよかった。心よりそう思っています。
本当にありがとうございました。 

保護者の声
(高校1年生 寮生保護者より)

息子が寮生活を始めたのは、12才の春でした。
当時のママ友からは「よくそんな小さい時に。勇気があるわね。」と言われましたが、勇気があるのは私ではなく息子のほうです。
初めての地で、初めて出会う人々と生活を共にする。そんなこと大人にだってそうそうできるものではないと、その時は思っていました。
が、しかし・・・敢えて、親に頼らない選択をしたウチの末っ子の寮生活は、親の心配をものともせず、想像以上に楽しいようです。入寮後の写真はどれもこれ以上ないほどの笑顔であふれており、私の心配はとりこし苦労となりました。
大人でさえそう易々とはできないことをサクっとこなしてしまう生徒達が、青雲寮で和気藹々と生活しています。大人になる前の柔らかいアタマと感受性だからこそ、すんなりできてしまうのかも知れません。
学校ではクラスの友達と、寮では先輩、後輩、寮父さんや寮母さんと過ごします。コミュニケーション能力が問われる昨今、こんな素敵なトレーニングは他にありません。物と時間とお金の管理も日常的に学ぶことになるでしょう。
青雲寮で過ごした時間は、かけがえのない思い出としてだけではなく、貴重な財産となって息子の人生を支えてくれるものと信じています。